ChatGPTやGeminiなどの生成AIに関するニュースが目立つ今日この頃。それらは翻訳にも活用できるため、翻訳業務への活用が検討されています。
翻訳といえば、つい最近までは機械翻訳(無料の自動翻訳サイトなど)を使うことが主流でした。しかし、ChatGPTなどの生成AIによる翻訳の自然さや流暢さは機械翻訳に引けを取らず、しかも翻訳文を希望の条件に沿って出せるため、生成AIでの翻訳の方が便利なのでは、と思うほどです。
ただ、なぜ生成AIがこれほどまでに自然で流暢な翻訳ができるかは謎です。謎に思った私は、そのことについて自分なりに調べて、考えてみました。
あくまでも私の理解と意見なので、「ChatGPTの翻訳はなぜ自然で流暢なのか」の答えではなく、「一社員が思ったこと、学んだこと」の読み物として楽しんでいただけば幸いです。
私(Keisuke)は、この会社に入社して2か月。実は、入社してからずっと疑問に思ってることがある。
それは・・・
『ヤラクゼンってGoogle翻訳とかと何が違うの???』
ということだ。2か月もの間、知らずに放置してしまっていた。
ChatGPTについての見解を、立教大学教授であり機械翻訳の応用研究の第一人者である山田優教授に伺いました。
山田 優
東京都出身。立教大学 異文化コミュニケーション学部/研究科教授。機械翻訳と人間のインターアクションが研究の関心の1つ。フォードモーター社内通訳者、産業翻訳者を経て、株式会社 翻訳ラボを設立。八楽株式会社 チーフ・エバンジェリスト兼任
「翻訳」という行為の魅力を、弊社ローカライゼ―ションスペシャリストが記事にまとめました。
翻訳には「言葉を別の言葉で表現すること」に加えてその複雑性、読み手の求めるもの、訳者の人生、人と人との架け橋になること…など、様々な、魅力的な要素が絡んできます。
\ぜひご一読ください✨/
『翻訳が魅力的な理由』
自動翻訳の進化は目覚ましく、飛躍的に流暢なものとなりました。
日本語から英語、英語から日本語への機械翻訳活用。文法が異なるため、頻繁に語順を入れ替える必要がある等、難しいと言われてきましたが、これら言語においても機械翻訳の活用が注目を集めています。
しかし、自動翻訳は完全でない場合もあり、訳抜けや訳語の不統一といったことが発生する場合もあります。機械翻訳の訳をそのまま使えない場合には、自動翻訳の後に人の手による編集をする必要があります。これをポストエディット(後編集)といいます。
近年、AI自動翻訳の性能が飛躍的に向上したことにより、人間の翻訳者の仕事はAIに取って代わられるのではないかと言われることもあります。
しかし同時に、「文学作品はAIには訳せない」、「ゲームが機械翻訳のような言葉で訳されているため、まるで使い物にならない」というような声も耳にします。日々進化しているAI自動翻訳でも、文学作品やゲームがうまく訳せないのは一体なぜなのでしょうか。また、どのような文章ならAI自動翻訳がうまく機能するのでしょうか。
本記事では、AI自動翻訳と相性が合う、または合わないタイプの文章について、3つの観点から考えていきます。
グローバル化が進む昨今、社内文書や社外文書の翻訳が必要になる機会が増えています。例えばニュースリリースやIR資料など、日本語以外の言語でも公開できればもちろん良いのは分かっているけれど、そこに割けるリソースがない…といった方もいるのではないでしょうか。
近年精度が飛躍的に向上しているAI自動翻訳ですが、世の中にはたくさんのエンジンが存在しています。一番よく知られているエンジンはやはりGoogle翻訳でしょうか?しかし、エンジンはこれがいい!あれがいい!という話ではなく、用途や状況に応じて使い分けることが大切です。
本記事では複数のエンジンの訳出結果を比較し、その違いや特徴を見ていきます。
機械翻訳(MT)の精度は日に日に向上、また自動翻訳ツールもすさまじい進歩を遂げています。それに伴い、自動翻訳後に人の手によって編集・修正を行う、といった手法が広がってきています。
この人の手で行われるブラッシュアップのことを「ポストエディット(Post-Editing)」と呼びます。
今回はポストエディットとは何か、ポストエディットにおけるメリット、実際ポストエディットを行う際の手順についてご紹介します。
YouTubeの利用者は世界的に増加しています。日本国内のみでその利用者数は6,500万人以上にのぼります(2020年9月時点)。
世界での利用者数は2022年4月時点で、20億人を超えるそうです。
時間をかけて撮影・編集した動画を海外の人たちにも届けたい、そのためにはYouTubeの動画に英語字幕をつけたい!でもやり方が分からない…という方は多いのではないでしょうか。
字幕をつけるだけでこれまで届かなかった視聴者層に自分のコンテンツを届けることができ、視聴回数やチャンネル登録数の増加にも繋がるかもしれません。
本記事では、まずYouTube上で字幕を作成する方法をご紹介した後に、AI自動翻訳を使って字幕翻訳が行えるツールをご紹介します。
2016年にGoogle、Microsoft、Systran、NICTからニューラルネットワークを搭載した機械翻訳エンジンが発表されてからニューラル機械翻訳の精度は飛躍的に向上し、機械翻訳・自動翻訳のスタンダードになりつつあります。
「Google翻訳などの、ニューラル機械翻訳の精度は信頼できるのか?」
「Google翻訳など無料の翻訳ツールのセキュリティが心配。情報漏洩のリスクはないのか?」といった声をよく伺います。
本記事では自動翻訳の精度について実例とともにご紹介し、導入時の検討事項であるセキュリティ上の問題点についてもお伝えします。