Yarakuzen
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2024 年 4月 17 日

【やらく人】自発的に学びながら働ける場所 ~ウクライナ出身プログラマーの軌跡を辿る~

八楽で働く仲間、ヤラクゼンを使っていただいているお客様、パートナー企業の方々、など八楽およびヤラクゼンをとりまく「人」にフォーカスを当てながら八楽を紐解くシリーズ『やらく人』。第6弾は、2015年入社以来、ヤラクゼンの開発の中核を担ってきたメンバーの一人、Yurii Honcharenko(ユリイ・ホンチャレンコ)です。

やらく人<VOL6>
八楽株式会社 フロントエンド・バックエンド開発

Yurii Honcharenko

やらく人

Yuriiさんのことを教えてください!

ウクライナの東部出身です。今は千葉県の柏市で妻と暮らしています。母と妹も2年前に日本に移住してきました。私は2015年、八楽入社と同時に日本に来たので、今年で9年になります。

 

移住や八楽への入社を決めたきっかけはありましたか?

そうですね、ずっと海外に住んでみたいと思っていました。日本も好きで、日本在住の人のブログなんかを読んで、良さそうだなと思いました。

前職ではやることがそれほど多くなかったんです。基本的に忙しいことがあまりなくて、海外、日本も視野に入れながら新しい仕事を探していました。当時八楽の募集要項に「英語と日本語以外の知識がある開発者」というようなことが書いてありました。会社は、もしくは少なくとも坂西さん(代表取締役)は、色んな国から来た人たちでチームを作ろうとしていたということですね。チームの多様性という部分に惹かれました。

 

Yuriiさんの第一言語って何語ですか?何言語話せるんでしょうか?

そうですね、ちょっと複雑なんですが、ロシア語とウクライナ語ですね。両方を流暢に話せます。家族とはロシア語で話して、祖父母とはウクライナ語で話します。ニュースやテレビは全部ウクライナ語です。両方の言語を同じような感覚で話します。

あとは英語でコミュニケーションを取ることができて、1年半イタリアに住んでいたことがあるのでイタリア語もある程度分かります。日本語もある程度理解できて話すことができます。まだ学習中ですけどね。ちなみにこのインタビューの後に日本語レッスンが入ってるんですよ☺

 

プログラミング言語はどうですか?

多すぎて数えきれないです!新しいプログラミング言語を学ぶことが趣味でもあるので、数週間に1つ学んでいます。

――すごいですね!プログラミング言語がそんなにあるとは。RubyっていうのもYuriiさんのお話を聞いている時に知りました。

Rubyは実は、日本人が開発したんですよ。なぜか日本ではあまり人気がなかったですが。自分はRubyが好きだったので、最初Rubyエンジニアの仕事を探してたんですよ。でもRubyを使っている会社がほとんどなくて。最近は増えてきているかもしれないですけどね。

 

現在八楽でどんな仕事をしていますか?

開発チームマネージャーの一人として、プロジェクトマネジメントやチケット管理、スケジュール管理、見積もりをやっています。開発自体に関わることもありますが、最近はあまり多くないですね。

タスク管理と開発の両方をやりつつ、フロントエンド、バックエンド、やらなければならないあらゆることに関わっています。採用も少しやってます。

 

Yuriiさんは八楽の中でもかなり社歴が長いメンバーですが、これまでのYuriiさんにとって、八楽はどんな場所でしたか?

うーん、自分のペースで自分の好きなことを学べて、成長できる場所、でしょうか。小規模なチームで、ここには必要なことをすべて教えてくれる人はいないので、自分で学ぶ必要があります。私はその環境が好きなんですよね、自分で何をするのかを決められるので。チーム内での業務プロセス――例えばチケットへの取り組み方や、開発への取り組み方も変えられる。自分で調べたり、学んだり、本を読んだりして別の方法を試してみることができる。休暇に関しても、ヨナス(CTO)や坂西さんにサポートしてもらえています。八楽は柔軟な環境と自由を提供してくれる場所ですね。

 

Yuriiさんはコードを書くことが趣味でもあるとうかがいました。プログラミングをしていて、どんな瞬間に楽しさやワクワクを感じますか?

とても複雑で、解決や理解するのが難しそうな問題に出会った時です。考えてみたり、違う方法を試してみたりしている中で、仕事から離れているタイミングで解決法を思いつくみたいなことがあるんですよね。シャワーを浴びてる時とか、起きた瞬間とか。そこがプログラミングで一番好きなところです。プログラミングって「問題解決」なんです。パズルを解いてるみたいな感じです。

――クリエイティブな仕事なんですね。

そうですね、そうだと思います。クリエイティブな仕事。だから、誰にでもできると思っています。橋の建設とか、外科医の手術とかとは違うので。複雑なことはなくて、誰にでもできることだと思います。

 

この先、八楽やチームがどんな場所になっていってほしいですか?

今までは…そうですね、まだ「スタートアップ」感がありました。本当にまだ始まったばっかりって感じの。長い間規則はなかったし、決まった手順とかも多くなかったし、みんなあらゆることをそれほど厳格に考えていなかったと思います。でも今後は、本格的なIT企業になっていけたらいいなと思います。例えば優秀な開発者がいることで有名な企業だとか、素晴らしいUIデザインやユーザーエクスペリエンスで有名な企業みたいなものになっていけたらと考えています。

ただ、初期のスタートアップ時代の自由を失いたくはないので、両方のハイブリッドになれたら良いですね。

 

八楽、もしくはヤラクゼンの魅力って何だと思いますか?

全員が親切でフレンドリーなところです☺

ヤラクゼンの魅力は、人によると思うので難しいですね。でもテキストをさっとコピー&ペーストできるシンプルなUIと、翻訳管理システムのような機能を統合したツールというのは珍しいと思います。そこがヤラクゼン独自の強みだと思います。

 

初めてウクライナ料理を食べるとしたら、おすすめは何ですか?

ボルシチですね。おいしいし、作るのも簡単です。 最近は全然食べてませんが、ウクライナの人たちはよく食べます。日本でいう…味噌汁みたいなものかな?(笑)毎日食べるような料理です。

ヴァレーニキもおいしいですよ、水餃子に似てるかな。おすすめしたいのは中にチェリーが入ってるやつですね。甘くて、サワークリームをつけて食べるんです。とっってもおいしいです。

最後に、将来の展望を聞かせてください。

仕事面では、今の仕事を続けたいと思ってます。私生活の方では、作物を育てたりとかしたいですね。小さな農場で野菜とかを育てたり。大きな家を買ってガーデニングを始めるとか、そんなことがしたいです。