Yarakuzen
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2023 年 8月 14 日

【2024年最新】英語翻訳を正確にする翻訳ツール厳選3個!

英語翻訳 正確

仕事や日常でのグローバルコミュニケーションの多くは、英語で行われていまが、誰もが英語が堪能なわけではありません。自分のスキルだけで英語での理解や英文の作成が困難な場合は、翻訳ツールを使うことでその問題が解決できます。

ただ、翻訳ツールは翻訳文を一瞬で出力してくれますが、語彙の選択を間違えたり、文化的なニュアンスを反映できなかったりします。翻訳文を使う際はそのような間違いをチェックし、修正する必要があります。そこでこの記事では、あなたが望むような、なるべく正確に翻訳できる翻訳ツールを厳選してご紹介します。

また、翻訳ツールだけでは正確な英語の翻訳はできません。より正確な英語の翻訳をするためにも翻訳の正確さを向上させるテクニックもお伝えします。

 



【目次】

 

なぜ正確な英語翻訳が重要なのか

翻訳ツールで日英・英日翻訳した場合、必ずと言っていいほど誤訳や訳抜け、主語の間違い、ニュアンス違い、不自然な文が出てきてしまいます。これはまだ翻訳ツールが完ぺきでないことや、英語と日本語で言語のニュアンスの違い、文法の違いなどがあるからです。

個人的に使う場合は良いにしても、仕事で使う文書で誤訳や訳抜けがあると、誤解や混乱を招く可能性があります。たとえばビジネスの場では、誤訳によってこちらが伝えたい旨が伝わらなかったり、取引がうまく進まなかったりします。誤訳で大問題につながった事例もあります。

出典:※1



機械翻訳は、ユーザーが入力した文章をもとに日々翻訳品質を向上させています。数年前に比べれば翻訳の精度は上がっています。ただ文脈やニュアンスを正しく理解しているわけではありませんので、プリエディット(より正確な翻訳文を出すために入力する文を編集すること)やポストエディット(正確な翻訳文に直すために翻訳文を修正すること)を行う必要があります。


正確な英語翻訳をする翻訳ツール厳選3選

ここでは英語に翻訳する際にオススメの翻訳ツールをご紹介します。

DeepL

流ちょうな日本語、英語を出してくれるため、最近はGoogle翻訳と並んで人気な翻訳ツールです。対応言語数は29言語(※2023年7月時点)で、ファイル翻訳にも対応しています。

DeepLには用語集もあり、登録した単語を自分好みの訳にすることができます。

無料版では以下の制限があります。

  • 翻訳するテキストの文字数制限
  • 1か月に翻訳できるファイル数制限
  • ファイルのサイズは1回あたり5MBまで
  • 用語集は1個10ペアまで

セキュリティの保証はなく、入力した文字については翻訳品質改善のために利用されます。

有料版ではいくつかプランがあり、最低1,000円/月で利用可能です。DeepL公式がおすすめするAdvancedプランは3,167円/月で以下の内容で利用できます。

  • 翻訳するテキストの文字制限なし
  • 1か月に翻訳できるファイル数は20
  • ファイルサイズは1回あたり20MBまで
  • 用語集は2,000個作成でき、各用語集に5,000ペアまで登録可能
  • チームで用語集の共有可能
  • チーム管理や、CATツールへの組み込み可

個人で使う場合は1,000円/月のスタータープランで十分ですが、企業でチームとして利用する場合は、機能が充実したAdvancedプランの利用が良いでしょう。

DeepLの翻訳チェック

元Googleのスパムチーム責任者のマット・カッツ氏のプレゼンをもとに、各翻訳エンジンのDeepLの翻訳文を見てみましょう。

=原文=

A few years ago, I felt like I was stuck in a rut, so I decided to follow in the footsteps of the great American philosopher, Morgan Spurlock, and try something new for 30 days. The idea is actually pretty simple. Think about something you've always wanted to add to your life and try it for the next 30 days. It turns out 30 days is just about the right amount of time to add a new habit or subtract a habit -- like watching the news -- from your life.

Try something new for 30 days|TED
https://www.ted.com/talks/matt_cutts_try_something_new_for_30_days?language=en


===翻訳文===

数年前、私はマンネリに陥っているように感じたので、偉大なアメリカの哲学者モーガン・スパーロックに倣って、30日間何か新しいことをやってみようと決めた。アイデアは実はとてもシンプルだ。自分の人生に加えたいといつも思っていることを考え、それを30日間試してみるのだ。30日間というのは、新しい習慣を加えたり、ニュースを見たりするような習慣を人生から減らしたりするのに、ちょうどいい期間だということがわかる。

少しぎこちない部分もありますが、言いたいことはわかります。「習慣を加えたり」というよりは「習慣をつけたり」という方が、より日本語として自然です。


Google翻訳

Google翻訳は対応言語数132言語と、翻訳ツールの中でもトップに多言語対応できるツールです。テキストはもちろん、画像翻訳、ファイル翻訳、ウェブサイトをまるごと翻訳することもできます。

有料版はなく、無料版でこれほどたくさんの機能を使えてえます。しかもウェブサイトだけでなくスマホアプリ版もあり、いつでもどこでもGoogle翻訳を活用できます。

テキスト翻訳で1回で翻訳できる文字数は5,000字ですが、1日に何回でも翻訳できます。Googleアカウントでログインした状態なら、翻訳文を保存できたり、翻訳の履歴を見られたりします。

Google翻訳の翻訳チェック

===翻訳文===

数年前、私はマンネリにはまり込んでいると感じていたので、アメリカの偉大な哲学者モーガン・スパーロックの足跡をたどって、30 日間何か新しいことを試してみることにしました。 アイデアは実際には非常にシンプルです。 ずっと自分の生活に加えたいと思っていたことを考えて、次の 30 日間試してみてください。 新しい習慣を追加したり、ニュースを見るなどの習慣を生活から取り除いたりするには、30 日がちょうどよい期間であることがわかりました。

DeepLの翻訳文に比べると、さらに不自然な日本語になった感じがします。「新しい習慣を追加したり」「習慣を生活から取り除いたり」という表現は、不自然でかたい感じがします。


Bing Microsoft Translator

Bing Microsoft Translatorはマイクロソフトが提供している翻訳ツールです。DeepL、Google翻訳と比べると知名度は落ちますが、Office製品などで得た翻訳データをもとにして、IT系の翻訳に強いという特徴を持っています。

2023年7月現在で対応言語数は126言語で、Google翻訳に次いで多言語の翻訳が可能です。

Bing Microsoft Translatorの翻訳チェック

=翻訳文=

数年前、マンネリ化しているような気がしたので、アメリカの偉大な哲学者、モーガン・スパーロックの足跡をたどり、30日間新しいことに挑戦することにしました。アイデアは実際には非常に単純です。あなたがいつもあなたの人生に追加したいと思っていた何かについて考えて、次の30日間それを試してみてください。30日は、新しい習慣を追加したり、ニュースを見るなどの習慣を人生から差し引いたりするのにちょうどいい時間であることがわかりました。

「マンネリ化しているような気がしたので」という表現は自然ですね。ただ、「あなたがいつもあなたの人生に追加したい」「ニュースを見るなどの習慣を人生から差し引いたりする」という表現が不自然です。


Amazon Translateは企業向け

実はAmazonにも翻訳ツールはあるのですが、Amazon Translateは企業向けの翻訳ツールです。https://aws.amazon.com/jp/translate/

無料で使うこともできますが、AWSアカウントを持ってないと使えません。(通常のAmazonアカウントでは利用できません。)英日訳はMicrosoft Translatorよりも評価されていたので、どのような翻訳文を出すのか見てみたいですね。


【必読】正確な英語で翻訳するために

英日、日英に関わらず翻訳ツールは100%正確な翻訳文を出せません。正確に訳せないのは

  • そもそも入力する文章が正しくないから
  • 言葉の裏側に込められたニュアンスまで読み取れないから
  • 自動翻訳自体が完璧なものではないから

という理由があるからです。

翻訳ツールが翻訳エンジンという機械で翻訳している以上は、私たちが入力した文章の裏側にある意図やニュアンスまで読み取り翻訳することはできません。日々翻訳精度は向上しているものの、指定されたアルゴリズムにより入力された文章を翻訳しているため、時にはあなたの意図に合わない翻訳文が出てしまいます。

ただ、正確な翻訳を出すために、機械の精度だけに頼るのではなく、入力する文章を正しくすることが重要です。例えば日本語は主語がなくても文章が成り立つ言語でが、英語は主語がほぼ必須です。いつもの調子で主語がない日本語を翻訳ツールに入力すると、訳出された英語では意図しないものが主語になってしまうことがあります。

そのように、不自然な訳を出さないためにも、プリエディットを行う必要があります。プリエディットとは自動翻訳が正しい訳を出しやすいように、入力する文を予め編集しておくことです。プリエディットができていれば、どの翻訳ツールでも期待する翻訳が出やすくなります。


正確な翻訳を作る3つのテクニック

翻訳精度は翻訳ツールによって差が出るというよりも、プリエディットをするかどうかによります。もしも今まで『翻訳ツールの翻訳精度は良くないな。』と思っていたなら、プリエディットをして上で原文を入力してみてください。翻訳精度が劇的にアップするでしょう。

プリエディットは、以下の3点に注意して取り組んでください。

  1. 主語、目的語を書く。
  2. 一文が長くならないように端的に書く。
  3. 漢字を使う。

 

1.主語、目的語を書く。

日本語は主語や目的語を省略することが多い言語です。しかし、例えば英語では主語・目的語は省略しません。主語・目的語が書かれていない場合、自動翻訳では何が主語・目的語なのかの判断がつかず、推測でそれらを入れてしまいます。結果的にそれが誤訳や不自然な文になってしまいます。

したがって原文が日本語の場合は主語・目的語を明記しましょう。

 ✖:今日は雨が降っているので屋内にいる。(みんなが屋内にいると言いたいのか、私は屋内にいると言いたいのかわからない。)

 It is raining today, so we are indoors.
 It is raining today, so I am indoors.

 どちらの訳になるかわかりません。

 

 〇:今日は雨が降っているので私は屋内にいる。

 It is raining today, so I am indoors.


2.一文が長くならないように区切って端的に書く

入力する文章が長いと複雑な文章になります。翻訳ツールの翻訳は完ぺきではないので、長い文章ほど誤訳や訳抜けなどを起こしやすくなります。

例えば以下の分は日本語として成り立っていますが、長いので理解に苦労します。

「最近精度が高いと噂されている翻訳ツールの中でも一番正確に訳せるABC翻訳は、ビジネスメールでは問題なく翻訳できるが、金融や特許といった専門分野では入力の際にあなたが十分プリエディットをしなければ誤訳が頻繁に起こる。」

このような長い文がある時は、文を区切って端的に書きます。

「精度が高いABC翻訳は、翻訳ツールの中でも一番正確に訳せる。ただ、ビジネスメールでは問題なく翻訳できるが、金融や特許といった専門分野の翻訳ではそうではない。原文の入力の際に、あなたが十分プリエディットをしなければ誤訳が頻繁に起こる。」

文章が短いほど誤訳が起こりにくくなります。一文が長くならないように、区切れる箇所で区切って端的になるよう注意しましょう。


3.漢字を使う

日本語では、意味は異なるが同音の言葉がいくつもあります。「いい/良い/言い」、「いった/言った/行った」、「入った、は言った、は行った」、「しよう/仕様/使用」などです。

漢字変換されていれば問題なく意図通りに翻訳できますが、ひらがなのままだとどの意味で翻訳すればいいのか正しく判断できない場合があります。

  •  ✖:彼がいった後に、電話をかけてきた。
  •  〇:彼が行った後に、電話をかけてきた。
  •  〇:彼が言った後に、電話をかけてきた。


『正確に訳せてないな。』と思った時は翻訳ツールのせいにせずに、自分が入力した文章が正しいかどうかを見直してください。プリエディットをするだけで正確な翻訳にグッと近づくかもしれません。

プリエディットの詳しいやり方については他にもこちらの記事で詳しくまとめていますのでご覧ください。

→ 翻訳サイトで正確な訳文を出す方法|YarakuZen




ビックリするほど簡単・シンプルに翻訳文の修正ができる翻訳支援ツール「ヤラクゼン」を使って、サクッと正確な英文を完成させましょう!

 

※1
大谷翔平の“誤訳”発言『ネガティブな印象』を米メディアが深掘り|Yahoo!JAPAN ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9bda6f20f96f1e061db722b9620ffa1c82db1eb

厚労省HP、新型肺炎の外国語情報で誤訳多発 「手洗い重要」が「トイレ重要」|毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200207/k00/00m/040/384000c

DeepLの“珍誤訳”が話題に 「I'm sorry」の日本語訳は?→「アイム・ソーリー・ヒゲソーリー」|ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2205/16/news156.html

「増水の川へ避難を」翻訳ミス、日系ブラジル人に発信|朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASMBK4R65MBKUTPB00W.html

Keisuke Watanabe

この記事の執筆者:

八楽株式会社のマーケティングチーム所属。Google翻訳などの自動翻訳を毎日使用して、日本語の記事を英語に翻訳している。「自動翻訳で正しい翻訳文を出すためには正しい使い方が重要」と考え、それを多くの方に伝えるために情報発信に励んでいる。