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【コラム】村上春樹と翻訳②

みなさん、こんにちは。八楽の森谷です。

約一ヶ月後になるのですが、展示会参加の告知です。
なんと今回は関東を離れ、大阪で開催される「イーコマースEXPO 2015 大阪」に出展いたします!

さて本日は「村上春樹」がテーマの第二回です。
作家だけでない、翻訳者としての一面にスポットライトを当てていきます。

村上春樹と翻訳②

村上春樹は世界的な小説家として、日本の文壇を代表する存在。翻訳家としてもアメリカ文学を中心に翻訳本を刊行していることでも有名です。
そんな、村上春樹の翻訳は自由度が高く、原文の意味よりもそこに内包される意味を日本語で伝えることに主眼を置く方法で行っています。 これは、彼自身がアメリカでの暮らしを長く経験したことで培った英語力や、アメリカ文学に多大な影響を受けたことで、その文意を読み取る力がずば抜けていることに起因しています。

村上春樹の翻訳は、スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』や、サリンジャーの『ライ麦畑で捕まえて』など、アメリカ文学を代表するような作品を積極的に取り上げています。
また、自身の日本語小説をセルフ翻訳するなど、マルチな活躍をしていることでも知られます。

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言語は、それぞれ文法や単語が意味することが100%合致することはありません。
このため、文章に依存する小説では、言葉の意味だけを翻訳すると、その文意の一部やメタファーが矛盾してしまうことがあります。
また、文章のリズムが失われてしまうこともあります。

文体の変化や単語の順番が変化することによって、原作者の意図していたイメージが十分に伝わらないこともあります。
この点を考慮して、村上春樹は翻訳活動を行っています。
彼の日本語への変換はリズムや意味合いを十分に残しつつ、文化感の違う日本人でも読みやすい作品に仕上げていると文壇からの評価も高いです。



いかがでしたでしょうか。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は私も読んだことがありますが、それまでに読んだものとだいぶ印象が変わったことを覚えています。
外国語の勉強にもなりますし、短編でもよいので村上春樹作品の日本語版と外国語版を読み比べてみても面白いかもしれませんね。
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