2016 年 1月 13 日
【コラム】Webサイトの多言語化がビジネスを加速させる5つの理由
みなさん、こんにちは。八楽の近藤です。
こちらの記事は、以前WorldJumperのブログに掲載していたものです。
今回のテーマは、Webサイトの多言語化がもたらすメリットです。
Webサイトの多言語化がビジネスに与える5つのメリットを紹介しています。 ぜひご一読ください!
1.新興市場をしっかり捉える
日本のインターネット人口は世界のインターネット人口の4%しかありません (!)
一方、世界中でインターネット利用者は年間2億人ほど増えています。
もちろん様々な言語を話す人がいるのですが、英語と中国語の人口がインターネット人口の50%を占めています。
もちろんアメリカのように真っ先にインターネットが発達した国もあるのですが、中国やインドのようにまだまだこれからインターネットが普及する国はたくさんあります。
アメリカのインターネット調査会社は次のように言っています。
「まだユーザーとウェブサイトの関係性が確立していない場所、つまり、これから急激に成長する市場を早く押さえたほうがいい。
インターネットが普及する初期の段階のユーザーはきっと将来のロイヤルユーザーになってくれるからだ。」
つまり、これから伸びる市場を獲得するために、Webサイトの多言語化が効果を発揮するという事です。
2.ブランド価値を上昇させる
多言語化することで、その会社のブランド・製品・サービスの認知を高めることができます。
これによってその製品やサービスには「海外に展開している」というブランド価値が付与されるので、国内市場へのアピールにもつながります。
3.新規顧客を獲得する
日本で評価を受けている技術やサービスは、海外に同じような問題を抱えている人達に受け入れられる可能性は大いにあります。
海外の顧客との商談でも、その国の言語に訳されたWebサイトは、顧客が製品やサービスを理解するのに非常に役立ちます。
もちろん製品やサービスをどうニーズに適応させるかという大事な課題はありますが、Webサイトを多言語化して問い合わせがあるかどうかを確かめる事で、「現地にどのくらいニーズがあるのか?」をという重要な疑問に対する反応を伺うこともできます。
4.顧客から信頼される
これはブランド価値の上昇に似ていますが、多言語化はユーザーに安心感をもたらします。
例えば魅力的な商品を海外のサイトで見つけたとしましょう。しかしサイトはスペイン語です。
Google翻訳などを使うとどうやら自分の欲しいものに思えますが、翻訳がぎこちないので不安は拭えません。
ECなどで顕著ですが、自分の理解できる言語のサイトとそうでないサイトでは、例え同じ商品を扱っていてもユーザーの安心感は全く異なります。
言語を通して懸命に相手の文化を理解しようとする姿は、ユーザーとの信頼関係につながるメリットがあるのです。
5.他社との競合に負けない
企業には競合との違いを示さなければ競争に勝つことはできません。
もし競合他社が多言語サイトを持っていなければ、いち早くその椅子に座ってしまいましょう。
海外と国内での相互実績は企業の競争力を高める効果があります。
一方で競合他社が英語サイトを準備している場合は、あとになればなるほどシェアを奪うことは厳しくなります。
例えば楽天は海外にも展開していますが、日本の楽天市場の英語版もしっかりと作っています。
これはAmazonが日本で英語サイトを展開しているので、日本にいる英語ユーザーを全てAmazonに奪われないためにも英語サイトが必要と判断したと考えられます。
海外進出をしっかり考えている方はもちろん、日本国内をターゲットにするにしても、ブランド価値・ユーザーへの安心感・競合との関係性といった項目は参考になるかと思います。
まだサイトが日本語のままだという方はぜひ多言語化を検討してみてはいかがでしょうか?