Yarakuzen
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2015 年 3月 26 日

【コラム】2015年の翻訳産業

みなさん、こんにちは。八楽の森谷です。

気づけばもう3月も終わりそうですね。あっという間すぎて引きます。
この時期といえばお花見シーズンでもありますね。
八楽では、つい最近チームに参加するためブラジルからやって来たMarceloの歓迎会という意味も込め明日お花見を実施します。
さて、3月も終わりそうなこのタイミングですが、今日のテーマは「2015年の翻訳産業」です。
昔から存在する業界ではありますが、近年その重要度はどんどん大きくなっています。

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(マグカップからも抜群のブラジル感がただようMarcelo)


2015年の翻訳産業の成長

 

現代の貿易では「地域」という境界線が曖昧となり市場が拡大したため、翻訳及び多言語サービスの需要がすべての分野で大きなものとなっています。翻訳産業はこの20年の間に急速な発展を遂げており、次の5年の間で飛躍的に成長すると見られています。
どのくらいの値になるかに関しては様々な見解があると思いますが、ほとんどの市場調査やグローバル企業の関係者は、翻訳産業の右肩上がりの成長を予測しています。市場は成長・拡大しており、ビジネスの世界における翻訳分野の重要性は高まる一方となっています。
米国統計局によると、翻訳業界は2010年から2020年にかけてなんと42%もの成長をすると予想されています。最近のビジネスレポートによると、翻訳業界は成長の勢いを維持し、市場規模は米国だけで370億ドルに達すると予想されています。
2015_01 こうした成長をもたらしている主な要因としては、インターネットにおいて複数の言語が必要になっていることのほか、様々な言語で様々なオンライン上の出版物が作られていることが挙げられます。これは企業の収入増にも結びついています。
ほとんどのソーシャルネットワーキングサイト、アプリ、ニュースやビジネスのポータルサイトは、その国に応じた現地語のサイトがあるので、翻訳ニーズの拡大には限りがありません。より多くのコンテンツがあるということは、様々な言語においてより多くのコンテンツの翻訳が発生することを意味しています。
1990年以降、インターネットが企業成長における最も重要なプラットフォームとなり、過去10年間における全世界のインターネットのユーザーの激増が多言語コンテンツのニーズに拍車をかけました。
インターネットは、クリックするだけで情報を入手できる、知識を収集したい人にとって最適のツールです。企業はあらゆる言語での情報の活用により、事業を拡大し、かつグローバルな市場を獲得することができます。
2008年以降、世界的な経済不安のせいもあり、全世界のGDP成長率が2.1%という中で、翻訳サービス市場は年率4.7%の成長を遂げています。グローバル化や移民の増加に伴い、翻訳料減額の圧力はあるものの、翻訳自体の需要は今後も維持されるでしょう。
多くの企業が海外に製品を輸出するにつれて、多言語のマーケティング キャンペーンを実施する必要性も高まっています。
海外でビジネスをするにあたっては、エンドユーザーが母国語でメッセージを受けとることができるよう、買い手の人たち、及びコンテンツを地元の言語にカスタマイズするというニーズを満たしてくれる翻訳業者とつながりを持つ必要があります。
2015_03 多くの翻訳ツール・ソフトウェアは、翻訳者に依頼をしたくない会社の間で人気がでてきていますが、正確性と質を維持するためには未だ人間の介入が必要とされます。
翻訳サービスのヘビーユーザーは、論理力および推論スキルに関して、コンピュータープログラムがまだまだ人間に及ばないということに気づいています。
2015年には、機械翻訳が人間の翻訳者に融和して勢いを増すと期待されており、これによって翻訳産業の成長がさらに促進されます。
human assisted machine translationという考え方です。

過去5年、eコマースが驚異的に伸びていて、これも翻訳サービスの成長に関係しています。
少し昔の例になりますが、有名なフランスの美容関連小売店であるSephoraを挙げさせてください。
Sephoraは2012年10月、カナダに進出し、大きな成長を遂げました。
カナダの法律によると、ケベック州のフランス語の住所を伴った会社は、ウェブサイト上でカナディアンフレンチによる記載をしなければなりません。この規則に違反した場合、事業のライセンスが剥奪されます。この規則により、企業による翻訳サービスの使用が促され、新規のカナディアンフレンチのコンテンツは、ビジネスに有益であるのみならず自社ブランドの確立及び顧客の拡大に貢献しました。

翻訳は企業にとって大きな課題であり、海外進出に欠かせないものになっています。
この新しい時代に、より多くの顧客から注目を集めるため、顧客が親しみを感じられるよう、現地語とデザインコンテンツで最高のユーザー体験を提供することはもはや必須です。
翻訳産業は2015年も成長し続けるでしょう。

ヤラクゼンによる翻訳


いかがでしたでしょうか。
企業のグローバル化と翻訳は、切っても切り離せない関係にあります。
特に日本では、多くの業界で国内のマーケットが今後縮小していくこともあり、まさしく急務と言えます。

本文に登場した「human assisted machine translation」という考え方は、まさしくわれわれ八楽の目指しているものです。
翻訳の領域で多くの日本企業のビジネスを手助けできればと思う所存です。