Yarakuzen
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2016 年 3月 09 日

【コラム】英語圏の人は驚く和製英語TOP10

こんにちは。八楽の宝瑠(ポール)です。

日本語を勉強する外人にとって、日本語は意外と外来語が多いです。その中で、特に英語に由来している外来語には、英語を話す人にとって変に聞こえる言葉が多いです。この記事では、英語圏の人が聞くと、とても驚く和製英語の言葉を並べました。

1. 和製英語:フリーサイズ(free size)

英語:One-size-fits-all

フリーサイズは体格を問わずに着られるサイズの服を指していますが、外人は「フリーサイズ」と聞くと、「大きさは無料だよ」のように聞こえます。英語で「これはフリーサイズですか?」と聞きたいなら、「Is this one-size-fits-all?」で伝わります。

2. 和製英語:ベビーカー(baby car)

英語:(米国)baby carriage, stroller (英国)pram

英語圏の人に「ベビーカー」と言うと、ぱーと考えたら 、「赤ちゃん用の車」か、「赤ちゃんっぽい車」と言う意味だと考えられます。

3. 和製英語:マグカップmug cup

英語:mug

英語で「カップ」は日本語と同じく「cup」ですが、「マグカップ」は「mug」だけと呼びます。「マグカップ」と聞いたら意味が通じますが、英語の場合は言葉の重複になります。

4. 和製英語:コンセント(consent)

英語: socket, (power/electrical) outlet

「コンセント」は和製英語だと思われていますが、明治時代に、英語の言葉から来ました。元々は「concentric plug」をカタカナで発音して使用されていましたが、その後は省略されて、「コンセント」になったそうです。

但し、今の英語では、場所によって、「socket」か「power outlet」か「electrical outlet」などが使われています。いまではコンセント(consent)は全く別の意味をもつ単語なり、「同意」か「許可」と言う意味です。「コンセントは?」と聞かれたら、何かをするための許可について聞いていると思われてしまうかもしれません。

5. 和製英語:ハイテンションhigh tension

英語:excited, high-spirited

英語でも気分を表す時、「tension」と言う言葉は使えますが、英語で tension は、「緊張」や「ストレス」という意味になります。例えば、「You look tense」と言う表現は、「緊張していますね」と言う意味です。緊迫した雰囲気を表す場合、「tense situation」と言う言い方がよく使われています。

私は最初、日本語で楽しい気分のときに使う「皆ハイテンション!」という言葉を聞いた時、何か緊迫した状況になっているかと一瞬思いました。

6. 和製英語:マンション(mansion)

英語:condominium, apartment, flat

Mansionは英語で邸宅の意味です。日本人の友達に「マンションに住んでいる」と初めて言われたときには、「お前どんだけ金持ち。。」と思いました。

 

Tavi Grepp. カドリオルグ宮殿はエストニア人が一番よく知っている「mansion」ですので、「マンションに住んでいます」と言われたら、恐らくこれみたいなところに住んでいるのかと思いわれてしまいます。

7. 和製英語:バイキングViking

英語:all-you-can-eat buffet

日本語で「バイキング」は、いろいろな食べ物を自由にとって食べる形式の食事のことを指しますが、英語では昔の北欧の海賊を指しています。 ちなみに、面白いことに、母国のエストニアで、バイキングは「スウェーデンのテーブル」(Rootsi laud)と呼ばれています。意味的にかなり日本語と近いですね。

8. 和製英語:スマート(smart)

英語:thin, slim

日本語では「スマートな優しさ」「スマートな仕草」などと使用されていますが、英語でスマートとは賢いと言う意味です。誰かがスマートだと褒めたら、頭がいいことを褒めていることになります。

9. 和製英語:プラスアルファ(plus alpha)

英語: something extra, that little extra something

何かに加えることを「プラスアルファ」(+α)と日本人はよく使います。ですが、英語圏の人に言ったら、数学専門用語に聞こえてしまいます。

10. 和製英語:マナーモードmanner mode

英語:silent mode

日本語の「マナーモード」は、英語の「silent mode」に該当します。英語だと、直訳したら「静かモード」と言う意味です。ただ、なぜか日本語では、「礼儀」の意味を表す「マナー」と言う言葉で使われています。個人的には、「礼儀正しさとそこまで関係なくない?」と思います。

皆様の日常生活の中でも、本来の英語が持つ意味とは違う意味で使用されている和製英語を見つけたら、ぜひ意見交換しましょう。