Yarakuzen
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2015 年 4月 09 日

【コラム】楽天株式会社の海外展開

みなさん、こんにちは。八楽の森谷です。
いよいよ明日は自社セミナーです!!
弊社代表の坂西とCOOの湊がスピーカーとしてお話します。まだ空席ございますので、ご興味がある方は是非、お問い合わせください!

『グローバル時代における多言語対応セミナー』

さて、本日のテーマは「楽天株式会社と海外進出」です。
英語公用語化で有名な楽天ですが、彼らの海外展開はどのように進められているのでしょうか?

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楽天の海外展開

 

楽天の三木谷社長は、楽天を世界一のサービス企業にすることを目標とし、積極的に海外進出を進めています。多くの拠点を海外に置き、そのサービスを広げるべく諸外国で事業を展開しているのです。

楽天が目指しているのは、ネット上のサービスを「Win-Win-Win」にすること、すなわち「顧客・店舗・楽天」が一緒に利益を上げるという指針です。これは、大手が出てきたことによって苦しくなった中小企業を、ネットを通して元気に、よりパワフルにしようとする指針なのです。
この法則を海外でも実践し、世界中を元気にしたいと三木谷社長は語っています。そのためのステップとして、大きな話題にもなった「社内の公用語を英語にするということ」に踏み切ったのです。これは一見欧米に迎合しようとしているかに思えますが、三木谷社長によれば、日本のサービスを海外に正しく提供するために必要な手段なのだそう。
英語を駆使して、日本の独自の「おもてなし」で世界を元気に—そのために、楽天は海外展開に力を入れています。

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楽天は、国内では言わずと知れたトップ企業です。ショップだけでなくトラベルなどにも幅広く展開し、さまざまな分野の事業に関わっています。日本のインターネット業界では、確固たる地位を確立していると言えるでしょう。
しかし、海外に出てみれば、さらに巨大な企業が数多く存在します。アマゾンをはじめ、名だたる企業が各国で事業を展開しているのです。海外進出は、並大抵の努力ではうまくいきません。

そんな中で、楽天には「ファイナンス事業を持っている」という特徴があります。ファイナンス事業をも持っている企業は非常に珍しく、世界で戦う上で強みになります。
また、技術面にも特徴を持っています。社内でプログラムの構築を行えることで、メンテナンスやプログラムの革新がしやすく、これが独自のスタイルの創造につながっているのです。現在でも技術革新に向けた取り組みには余念がなく、研究所を設けて、楽天独自のレコメンデーションエンジンや画像分析技術が次々に生み出されています。
さらに、さまざまな海外企業との提携や買収にも力を入れています。これも、競合と戦う上で欠かせない戦略と言えるでしょう。

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楽天は、海外進出において「海外の中小企業を巻き込んで事業を展開していくこと」を目指しています。そして、その過程には海外企業だけでなく、日本の企業も関係してきます。つまり、日本企業を巻き込むことにもつながっているのです。

インターネットの良さは、垣根がないことです。どんなに遠くにいても、インターネットさえつながればさまざまな商品を買うことができるようになりました。しかし、これはネット上に「出品する場」と「出品する人」がいるからこそ成り立つものです。
楽天はその「出品する場」を海外にもつくるために諸外国で事業を展開しています。楽天が海外で成長するとともに、日本の中小企業が海外で活躍できるようになるのです。

今後さらにグローバル化が進む中で、日本の企業が海外へ、海外の企業が日本へと、もっと自由に展開していける時代がやって来るかもしれません。その一端を担っているのが、楽天の海外進出だと言えるのではないでしょうか。


いかがでしたでしょうか。
楽天カードマンが彼らの強みなのですね。

本記事とは全然関係ないのですが、中国語で「楽天」という会社はいわゆる「ロッテ」を指すらしいですね。「お口の恋人」のあのロッテです。知った時は驚愕で鼻血が出ました。
日本のパ・リーグで楽天同士が戦っていることを想像しただけで血が滾る方もきっといることでしょう。僕はそんなことはありませんが。