2023 年 2月 27 日 大量の翻訳や、多言語への翻訳で困っていませんか?八楽の「リンギストサービス」が、企業のグローバル化とローカリゼーションのお手伝いをします。 八楽が提供するヤラクゼンは、便利なAI自動翻訳機能だけではなく、プロの翻訳者に翻訳を注文する機能があります。ヤラクゼンユーザーはヤラクゼン上で、センテンス単位でのプロ翻訳を気軽に注文することが可能です。 「大部分はAI自動翻訳をもとに自分がチェックすれば大丈夫だが、重要箇所だけは念のためプロにもチェックしてもらいたい」といったニーズにお応えしており、非常に好評なサービスです。 しかし、八楽には、さらに企業のグローバル化とローカリゼーションを進めるサービスがあることは、まだあまり知られていません。本記事では八楽の「リンギストサービス」についてご案内いたします。 「リンギスト」とは 「リンギスト(linguist)」には、外国語に精通している人、多言語を扱う能力のある人、言語学に明るい人などの意味があります。翻訳業界におけるリンギストとは、近年徐々に認知され始めている職業で、言語のみならず「サービスとしての翻訳」や、翻訳の品質管理などに関しても知見を持っているスペシャリストを指します。 八楽が提供する「リンギストサービス」とは? リンギストサービスでは、お客様業務のグローバル化に関する課題の解決をお客様と共に実現していきます。例えば、日本企業が多く抱える、「マニュアルの多言語化をもっと効率化したい」という課題にリンギストサービスは応えます。この場合、リンギストサービスはお客様の多言語化の戦略の見直しから行い、制作プロセス、コスト・品質基準を再設定します。その際、弊社のコンサルタントが業務内容や品質レベルをしっかりと調査するだけではなく、課題解決に欠かせない実行面でもしっかりとサポートします。新プロセスの実行時には翻訳マネジメントのスペシャリストであるリンギストが全面的に業務支援を請け負います。このように、お客様は、リンギストサービスを利用することで、業務を増やすことなく、安心してグローバルな翻訳環境を手に入れ、ビジネススピードを大幅に改善いただけます。 「リンギストサービス」が実現できること (1) 言語スキルに依存しないグローバル化(技術・業務スキルを優先し採用が可能) (2) 多言語化作業のDX化(納品までのスピード向上とコスト削減(約30%減)) (3) 多言語翻訳の品質管理手法の導入 (4) 翻訳品質の向上(AI翻訳とプロ翻訳の使い分け) リンギストが日本企業のグローバル化に欠かせない理由 「企業のグローバル化」とは、グローバルに製品やサービスを販売することです。そして、「グローバルに製品やサービスを販売する」には各国に応じたサポートの展開、つまりローカリゼーションが必要です。その際大きな壁となるのが、言語です。これまでグローバル企業は社内言語を英語化するといった、全社員の語学スキル向上により、この言語の壁を乗り越えようとしてきました。 しかし、八楽は語学スキルに頼らない言語のインフラを企業ごとに構築します。それがリンギストサービスです。リンギストサービスは企業のグローバル化に欠かせない、言語の基盤を作り上げます。 つまり、八楽のリンギストは、言語の壁を個人の語学スキルの課題ではなく、企業のインフラ整備の課題と認識しています。これにより言語スキルの乏しい人でも、業務に必要なスキルがあり、多言語をサポートするテクノロジーや知見、仕組みが揃っていれば、グローバルに業務が遂行できます。 「リンギストサービス」で依頼できる具体例 (1)多言語の文書制作業務のDX化と効率化 多言語のマニュアル作成やPR文書の作成など、定期的に発生する多言語文書制作業務の戦略から業務フローまでを見直します。翻訳文書毎に必要な品質を見える化し、継続的な品質管理ができる体制を構築します。それと同時に、業務に欠かせない必要な用語集やスタイルガイドをスペシャリストが作成します。実際の翻訳業務でも、スペシャリストがプロ翻訳と機械翻訳を使い分け、コストの最適化を図ります。さらに、文書納品までのワークフロー全体もスペシャリストがマネジメントするので、納品完了までの時間を大きく削減します。 (2)多言語カスタマーサービスのローカリゼーション 日本企業の製品がガラパゴス化する要因の一つとして、海外のお客様の要望が製品に反映されにくいことが考えられます。各国から寄せられる要望は、日本語化されるまで時間がかかり、日本語の大量の品質改善要望に埋もれて見捨てられたり、後回しにされたりするケースが多く見受けられます。 リンギストサービスは、現地からのエスカレーション方法を見直し、自動翻訳とプロによる人手翻訳を組み合わせ、コミュニケーションロスをなくします。現地担当者の言語能力に依存せず、技術的課題をグローバルに解決できます。 (3)海外ビジネスや海外子会社とのコミュニケーションスピードの向上 ビジネスに求められるスピードが日々増している現在、本社の製品情報や決定事項をいち早く海外の子会社に浸透させたいという日本企業はとても多くなっています。 リンギストサービスでは、共通の自動翻訳プラットフォームであるヤラクゼンの導入を基盤にし、海外子会社とのコミュニケーションスピードを向上していきます。海外子会社では、人事、法務、技術、マーケティング、ブランディング、製品情報など幅広い情報を必要としており、一部門の翻訳者の対応では、間に合いません。各部門と双方向的に即座にコミュニケーションを行い且つ、正確な情報を低コストで提供する仕組みをリンギストサービスは構築します。 「リンギストサービス」を依頼する方法 今回は、リンギストサービスの特徴と、リンギストサービスを活用する際のメリットやポイントについてまとめました。リンギストサービスはお客様の状況を理解し、お客様毎に最適な提案をさせていただきます。詳しい話を聞いてみたい場合や、グローバリゼーションやローカリゼーションにお困りの場合は、ぜひこちらのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。 ヤラクゼンお問い合わせフォーム