Yarakuzen
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2022 年 9月 21 日

中澤敏明氏、自然言語処理アドバイザー就任 ~八楽の自然言語処理チームの研究開発体制をより強化~

AI翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」を開発する、八楽株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:坂西優)は、中澤 敏明(なかざわ としあき)氏が、自然言語処理チームのアドバイザーに就任したことをお知らせいたします。

中澤 敏明氏 就任の背景

八楽では、ヤラクゼンにおける機械翻訳品質の向上やユーザー毎に学習する機能「パーソナライズ翻訳」、機械翻訳文の編集作業(ポストエディット)を容易にする「チェックアシスタント機能」など、様々なAI機能に自然言語処理技術を用いて開発しています。

それら開発を担う自然言語処理チームに中澤 敏明氏が加わることで、今後より研究開発体制が強化するものと考えております。

中澤 敏明氏プロフィール

東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。京都大学特定研究員および特定助教、科学技術振興機構研究員、東京大学特任講師を経て、現在、東京大学特任研究員。専門は自然言語処理、特に機械翻訳で、多数の国際会議にて成果を発表。機械翻訳の実用化プロジェクトに携わり、日英・日中などの機械翻訳システムの実用化を達成。

中澤 敏明氏

社会的貢献としては2013年から2年間、学会誌「自然言語処理」の編集委員を担当。2014年にアジア言語を中心とした国際的な機械翻訳の評価ワークショップであるWorkshop on Asian Translation (WAT)を創設し、現在もオーガナイザーとして従事。2017年には自然言語処理若手の会の委員長をつとめる。2017年より2年間、言語処理学会のプログラム委員を担当。また国内外の自然言語処理や機械翻訳に関する会議においてチュートリアルや招待講演を行なう。2018年からは社会人向けに人工知能技術を教えている。2014年にコロナ社より出版された書籍「機械翻訳」を共著、2020年に森北出版より出版された書籍「機械翻訳:歴史・技術・産業」の解説を行う。

中澤 敏明氏コメント

機械翻訳技術の発展はめざましく、今や誰でも手軽に、しかも無料で高性能な機械翻訳が使える状況になっています。しかしながら、機械翻訳はその品質を保証するものではなく、他言語で出版する必要がある場合には必ず人の手による検閲、修正が必要となります。八楽は最新の研究成果を取り入れ、この作業を効率的かつ精度良く行うソリューションを提供しています。

私自身のこれまでの自然言語処理、特に機械翻訳に関する知見を活かし、八楽のソリューションをより強固なものにし、八楽をより一層飛躍させられるよう貢献していきます。

ヤラクゼンとは

ヤラクゼンは、AI自動翻訳から編集・共有、翻訳会社への発注までを一つにする翻訳プラットフォームです。誰でも直感的に使えるシンプルなインターフェイスと、AIにより使えば使うほどパーソナライズされる高品質の機械翻訳、強固なセキュリティが特徴です。開発には立教大学教授でAI自動翻訳研究の第一人者である山田優が、チーフ・エバンジェリストとして参画しています。

https://www.yarakuzen.com

会社概要

社名:八楽株式会社/ Yaraku, Inc
URL:https://www.yaraku.com
本社所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27-5 リンクスクエア新宿 16階
設立年月日:2009年8月
代表取締役:坂西 優 (さかにし すぐる)
事業内容:多言語コミュニケーションツールの企画・開発・運用

八楽株式会社とは

八楽は「グローバルコミュニケーションを楽しく。」をミッションに掲げ、多様な文化、考え方、言語を尊重し、そのコミュニケーションを楽しくすることで、グローバルに活躍している人々を応援する企業です。

グローバルコミュニケーションに必要な翻訳インフラの構築を目指し、AI翻訳から編集・共有、翻訳会社への発注まで - 翻訳に必要なすべてをシンプルにまとめた翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」を提供。また、ヤラクゼン及び機械翻訳エンジン開発で培ったノウハウ・リソースを活用したAI関連の研究も行っています。

AI翻訳+人の手による編集で、使えば使うほどAIも人も進化する翻訳を実現。人と人をつなぎ、バイリンガル人口の増加に貢献してまいります。